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【上席】創作(自作)落語の部 東海道五十三次(神奈川編) (4)

次は、保土ヶ谷の宿でございます。
東海道、今は国道一号線でございます。この一号線と交差する保土ヶ谷バイパス。凄い渋滞ですよ。毎日、毎日。何十キロの・・・・・。そもそもバイパスてえのは、わかります? 渋滞を緩和するために、混雑している市街地を迂回して、避けて通る道路なんですかァ。交通渋滞にブレーキがかかんないですかねェ。
「冗談言っちゃあいけねェ。 ブレーキのかけっ放しだよ」
「何で?」
「何でたって、前の車が動かねぇんだよ。ブレーキかけてなくっちゃあ、ぶつかっちゃうよ」
「あ、そうかァ」なんてェ。
車だけにブーブー言ってもしょうがありませんから、つぎの宿へ行きたいと思います。

次が、戸塚宿でございまして・・・・・・。
この辺りというのは、古くは、古墳群が多く発見されまして富塚といったそうでございます。この富塚から戸塚となったというのが地名の起源でございまして、落語てえのは、こうやって考古学の知識も必要なんですよ。凄いでしょ。「ウーン」と、うなずいている方がいらっしゃいますけど、有難うございます。
今はてえと、住宅地でございまして、バブルのはじける前なんてえのは、もう新興住宅地で人口が急増しまして。政治家のセンセイへの政治献金、ゼネコン汚職が大手を振っておりまして、
「まあ奥様、ご立派な新築のお住まいですこと」
「何をおっしゃいます奥様、お宅のほうこそ鉄筋で」
「まあ、うちなんか、鉄筋というより借金コンクリートですよ」
「まあ、ご冗談ばっかり」
「ところで、あそこの政治家センセイのお宅は?」
「ああ、あそこは、『献金』コンクリート作りでしょう」

『かわさき落語草子』 清流亭いしあたま著 まつ出版 本体1,200円 より抜粋

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