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【上席】創作(自作)落語の部 東海道五十三次(神奈川編) (3)

さて次は、神奈川の宿でございます。
神奈川といえば、あの東京・箱根駅伝で活躍の神奈川大学がございます。
この駅伝というのは、元を正せば中国から伝わったんですが、これホントなんです。
あたしは、大体ホントの話が多いんです、ええ。

五街道。東海道、中仙道、奥州街道、甲州街道、日光街道、この五街道に宿駅制度が出来まして、宿場から宿場を飛脚や馬でつないでいく交通機関としてッ急遽、発達した訳でございまして、ですからこの東海道五十三次てえのは、駅伝なんですよ。面白いでしょ。ねェ。これが陸上競技として今の駅伝として残っている訳でございまして。
もう、この東京・箱根駅伝は、国民的行事ですよ。お正月の風物詩ですよ。
あたしも大好きなもんで、毎年、川崎の街道で小旗を振って応援してるんですが、生で見ると凄いですよ。あの迫力、選手の息づかい。あんな細い身体で二十何キロも一人で走り、あのタスキをつないでいくんですから。
「よく身体がもちますね」
「はい、お正月だけに、モチがいい」

で、帰りに、一人で、まあ、こう一杯やって。あたしも、これが大分、好きな方ですから。何軒かハシゴしまして、ああ、又、飲み過ぎちゃったなァ、午前様だなァと思って、こう、お土産をぶら下げて帰ったんですけど。帰った途端うちのカミさん、お正月早々だというのに、
「あなたッ、今までどこへ行らしてたのッ?」
ヤですねェ、あの響き! しょうがないから言い訳したんです。
「いやァ、宿場寄席の事で、役所の人と一緒に飲んでたんだけど」
「役所の方から、お電話ありましたけど・・・・・・」

『かわさき落語草子』 清流亭いしあたま著 まつ出版 本体1,200円 より抜粋

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